父が指定した写真を遺影に使わないで「ごめんなさい!」

生前の父はとても几帳面な人で、自分が死んだ後のことはすべてノートに書き残してありました。お墓のこと、葬儀に呼ぶ人たちの名簿、遺影、葬儀のときにかける音楽など、残された私たちが困らないように、懇切丁寧に書いてありました。葬儀は父の遺言通りに執り行ったのですが、唯一、生前遺影だけは父の指示した写真を使いませんでした。
その理由というのは、なんだか、おすましでカッコつけていたから(笑い)。
それよりも他に、笑顔のステキな父の写真があり、そっちのほうが父らしいと思いましたので、それを遺影に使いました。……お父さん、ごめんなさい!!

(東京都・天真爛漫さん)